【新唐人2014年8月14日】8月7日、無実の罪で収監されていた高智晟(こう ちせい)弁護士が釈放されましたが、今も当局の監視下に置かれています。8月12日、高氏の妻・耿和(こう わ)さんは高氏について、長期間、残酷な拷問を受けていたため、言語や記憶に大きな障害が現れたと打ち明けました。父親との会話を楽しみにしていた高氏の息子は、ショックを隠せません。
耿和さんはツイッターにこう書いています。「夫との通話中、急に切れたので電話をかけ直した。そして夫に『さっきはどこまで話した?』、あるいは『なぜ電話が切れたの?』と尋ねたが、夫はただ『分からない』と答えるだけだった」。
高氏を応援する「高智晟の友」のスポークスマン、張雪容博士によると、高氏は5年間、拷問を受け、非人道的な独房に収監されていました。
「高智晟の友」のスポークスマン 張雪容博士
「高氏は釈放された時、顔色が真っ青で、日光に当たれないようでした。24時間小さな独房に入れられ、誰とも話さなかったので、言語能力が落ちました。単語しか言えず、口が震えます。食事はマントーと白菜だけでした」
張博士によると、高氏の息子は、これまでずっと父親と話せる日を夢見て、中国語を一生懸命、勉強してきました。しかし、釈放された父親と通話をしたあと、ショックを受けた様子で「お父さんはどうして中国語を話せなくなったの?」と言ったそうです。
「高智晟の友」のスポークスマン 張雪容博士
「父親との会話を待ちわびていたので、無口な父親に戸惑っていました」
通常、5年ぶりに息子と話せるとなれば、会話は尽きないに違いありません。高氏は話さないのではなく、話せなくなったのです。
張博士は、長期間、単独で投獄されていたため、高氏の様々な機能が低下したと見ています。もし強い意思がなければ、精神に異常をきたしていたはずだと語りました。
「高智晟の友」のスポークスマン 張雪容博士
「高氏は頭脳明晰でユーモアがあり、非常に能弁です。誰よりも弁才にたけています。しかし彼は今家族と普通の会話もできません」
身長178センチの高氏は元々、体重が80キロほどありましたが、今は60キロほどしかありません。しかも、多くの歯が抜け落ちています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/14/a1130323.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)